いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
キリストによる救いを聖書は福音と呼んでいます。また、コリントの信徒への手紙一の15章1節以下を読むと、福音の中心はキリストの死と復活であると書いています。
クリスチャンはキリストの復活を本当に信じているのか。いや、こんな非科学的なことをなぜ信じることができるのか、と不思議に感じている方がおられるかもしれません。確かに、クリスチャンはキリストの復活を、2000年前に本当に起こったことと信じています。それだけでなく、自分たちも、世の終わりに復活すると信じています。
そう信じる理由は、信者個々人は復活したキリストを見たりさわったりしていないのですが、教会は復活したキリストを目撃したことで始まったからです。復活したキリストを見て、その体にさわり、語りかけ、一緒に食事をしました。それが教会です。
ヨハネの手紙一の1章1節には、次のように記されています。「初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について」。命の言葉とは、復活したキリストのことです。
キリストの死と復活は、たった一度、2000年前に起った出来事です。しかし、復活した主イエス・キリストにより、地上に教会が建てられました。そして、復活の主を見た者たちによって、新約聖書が書き記されました。
どうか聖書を読み、教会の礼拝に出席することを通して、復活の主の証しを聞いてください。そして、復活の主を信じる者になってください。