今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかけられる数日前のことでした。一人の女性が、非常に高価なナルドの香油の入った壺を持って来て、それを壊し、香油をイエス様の頭に注ぎかけました。 ナルドの香油というのは、ヒマラヤのナルドという植物の根から採ったよい香りのする油です。その量は、だいたい300グラムで、価値としては、300日働いてもらえる金額で、とても高価なものでした。
この女性がその壺を壊して香油をイエス様の頭に注ぎかけたので、それを見た人たちは、香油を無駄遣いしたと言って怒りました。ところがイエス様は、「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた」と言われたのです。この女性は、この数日後にイエス様が死なれて、この香油が埋葬の準備になるとは知りませんでした。けれども、結果として、このことがイエス様の埋葬の準備となりました。
同じように、イエス様は、わたしたちがイエス様に献げることを、すばらしい神様の働きのために用いてくださいます。わたしたちもこの人のように、できるかぎりのことをして、イエス様の働きに参加致しましょう。
今日の聖書の言葉。イエス・キリストの言葉。
「この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。」マルコによる福音書14章8節