いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
マルコによる福音書6章1節から6節前半に、イエス様が故郷に帰られた時の話が記されています。イエス様は、故郷にある会堂で聖書の話をしました。そこで語られた聖書の話は、多くの人々の心に深い印象を与えるものでありました。
神の子イエス様から聖書の話を聞き、奇跡を目撃した人たちは、この人はこのような知恵と奇跡を行う力をどこから得たのだろうと不思議に思いました。聖書は、当時の人々が、あのイエスという男は大工であった父ヨセフの家に生まれ、何ら特別な家の出ではないのにとつぶやいたこと、そしてイエス様につまずいたことを報告しています。なぜあんな平凡な家柄出身の言うことを聞かなくちゃいけないんだと、その家族や出身を知っている者たちの多くがかえって怒りや不信感を募らせ、イエス様を受け入れようとしませんでした。
イエス様のことをこれまでの常識の中で得た知識、「イエスという人物は、今から約2000年前に十字架で処刑されたキリスト教の創始者だ」と思っていた所に、「このイエスこそ神の子である」、「このイエスこそ、あなたの救い主であり、あなたを愛によって包み込む真の神である」と言われたら、あなたはどう感じますか。
「そんなこと嘘に決まっている」と怒りや不信感を募らせますか。それとも、「我が神、我が救い主」として信じ、寄り添っていただきたいと願いますか。わたしたちは、信じない者ではなく信じる者になりたいと思うのです。