お元気にお過ごしですか。わたしは今週一週間この番組を担当させて頂きます、茨城県つくば市にあります、筑波みことば教会の小堀昇です。どうぞ宜しくお願い致します。
ローマ信徒への手紙12章9節で聖書はこう言っています。「愛には偽りがあってはなりません」。そのまま訳せば、「愛には偽善があってはなりません」ということです。この御言葉に耳を傾ける時、わたしたちはわたしたちの心の中にある偽善、それに気がつくのではないでしょうか。
わたしたちは偽って、人を愛することができます。この「偽り」と訳されております御言葉は「仮面」とも「演技」とも訳せます。つまり自分の顔に仮面をつけて、本心を隠して愛している、そんな演技をするのです。本心を隠して、愛する「演技」をするのです。ですから、顔と心が全く相反しているのです。ですから「仮面」なんです。愛は名詞ではなく愛は動詞であるとよく言われますが、わたしたちの愛はこの仮面の愛でしかない。それは、わたしたちが一番よく知っていると思います。
しかし、このような見せかけの仮面の愛ではありません。真実な愛で、わたしたちを愛して下さったお方がいるのです。それは、イエス・キリストです。イエス・キリストは、あなたの罪のために十字架に死に、三日目に甦って下さいました。そして、信じるあなたに永遠の命を与えて下さるのです。
この十字架のイエスの愛こそ、偽善でもなければ、仮面でもない、ましてや演技でもない、真実な愛なのです。この愛をもってイエスはあなたを愛して下さっているのです。わたしたちの一回だけの人生80年、29200日、どうかこの真実な愛を受け取って、あなたも永遠の命の恵みの中を生きてください。それではまた、ごきげんよう。