いかがお過ごしですか。三川栄二です。
とかくわたしたちは先行きの不安を抱えて、何を食べようか何を飲もうかと、毎日の生活のことで思い悩んでしまいます。そんなわたしたちに主イエスは、次のように教えてくださいました。「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる」(マタイ6:26)。
わたしの住む住宅地では雀が多くて、チュンチュン鳴いている声を毎日耳にします。その小さな雀さえも天の父はお守りくださっていると主は語られました。「二羽の雀が1アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない」(マタイ10:29)と。地に落ちるとは死んでしまうことです。食べ物がなく力尽きて死んでしまう、そんなことがないように天の父は雀だってちゃんと守り養ってくださっている、ましてあなたがたはなおさらではないかと主は言われるのです。
別の箇所では「五羽の雀が2アサリオンで売られている」(ルカ12:6)とあります。1アサリオンで二羽なら、2アサリオンでは四羽のはずですが、それが五羽というのは一羽はおまけと言うことで、そのように安く叩き売られる雀なのです。しかし「その一羽さえ、神がお忘れになることはない」と約束されます。心配や不安に生きるわたしたちですが、そのわたしを忘れることなくちゃんと覚えてくださる方がおられる。このことを信じて今日を始めていきましょう。