いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。
今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
マルコによる福音書4章30節から32節にイエス様が話された、「からし種」のたとえ話が出てきます。イエス様はこのように言われました。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る」。
イエス様がおられたユダヤ地方のからし種は、わずか約1ミリ、重さも約1ミリグラム程度です。しかし、大きくなると3、4メートルにも成長し、元々の種と比べると何千、何万倍にも大きくなります。このたとえ話は、最小のものが最大のものであるということを伝えようとしているものです。
「神の国」とは愛に満ちたイエス様のご支配のことです。そのイエス様がわたしたちを今も愛して下さっている神の御子、救い主であるということを、小さな事、自分に関係ないこと、取るに足らないことと考えられてしまうことがある。もう神の国は来ているのに、人々は小さなこととして見逃してしまう。しかし、神の国は、小さいと思っている人、取るに足らないものと考えている人の予想とは異なり、この世で一番大きなこと、絶対に必要なものです。なぜなら、ここにだけわたしたちをとことん愛する真の愛、神の愛があるからです。