いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。
今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
マルコによる福音書4章26節から29節にイエス様が話された、「成長する種」のたとえ話が出てきます。イエス様はこのように言われました。「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。実が熟すと、早速、鎌を入れる。収穫の時が来たからである」。
イエス様はこのたとえ話によって、「神の国」について教えておられます。「神の国」とは一言で言うと「愛に満ちたイエス様のご支配」のことです。種を蒔く人は、何の種を蒔いているのか、日照時間や肥料や水分がどれぐらい必要かなどを良く知っています。ただ、その蒔いた種が具体的にどんな過程を通って芽を出し、根をはって大きくなっていくのかを知らないだけです。つまり、気付かない内に大きくなっているのです。
神の国もそれと同じなのです。イエス様が力強い愛でわたしたちをご支配して下さることは、わたしたちが気付かない内に始まっている、始まろうとしている。もう、聖書の御言葉を聞いている今、この瞬間からあなたの心で始められているのです。イエス様の愛はいつの間にかあなたの所にも来ているのです。