いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。
今週も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時、イエス様は弟子たちに「種まきのたとえ話」をされました。ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。二つ目の種は、石だらけで土の少ない所に落ちましたが、土が浅くて根っこがないため日が昇ると焼けて枯れてしまった。三つ目の種は、茨の中に落ちたが、茨が伸びて覆いふさいでしまった。四つ目の種は、良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、何十倍にもなった、という話でした。
種が道端に落ちて鳥が食べてしまったのは、神様の御言葉が奪い去られてしまうこと。種が石だらけの場所に落ちたのは、神様の御言葉をすぐに受け入れるけれど、少しでも辛いことが起こると御言葉を聞くことを止めてしまうこと。種が茨の中に落ちたのは、神様の御言葉を聞くけれども、思い煩いや欲望、誘惑に心が覆われて実りがないこと。種が良い土地に落ちたのは、神様の御言葉を聞き入れる人のことで、豊かな実を結ぶということです。
「神様はあなたを愛しています」(ヨハネ3:16など)という御言葉を聖書から聞く時、わたしたちの心が道端か、石だらけか、茨の状態なのか、良い土地なのかが問題なのです。イエス様は言われました。「聞く耳のある者は聞きなさい」(マルコ4:9)と。情報が溢れている現代、自分を愛して下さるイエス様の存在を聖書の御言葉からしっかりと聞く状態にあるとき、その人の中に豊かな実りが生じます。イエス様に愛されている喜びと平安です。