いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。神の言葉である聖書をお読みいたします。コリントの信徒への手紙一 第3章4節から6節です。
「ある人が『わたしはパウロにつく』と言い、他の人が『わたしはアポロに』などと言っているとすれば、あなたがたは、ただの人にすぎないではありませんか。アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です。わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」
聖書には教会に宛てて記されたいくつもの手紙が収められています。それを読むと教会によって様々な問題があったことが分かります。コリントの教会には指導者を旗印に掲げ、党派争いが起こっていました。すなわち、ある人は「わたしはパウロにつく」と言い、他の人は「わたしはアポロにつく」と言って争っていたのです。しかし、この手紙を書いた使徒パウロは、自分とアポロは「あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者にすぎない」と言うのです。パウロもアポロも神様によって与えられた役割を果たしただけであると言うのです。すなわち、パウロは植え、アポロは水を注いだだけであって、大切なのは成長させてくださった神様であるのです。
聖書は、人を誇るのではなくて、人を用いて成長させてくださる神様を誇りとするように教えています。わたしたちは成長させてくださる神様において一致すべきであるのです。