いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。神の言葉である聖書をお読みいたします。創世記の第5章3節から5節です。
「アダムは百三十歳になったとき、自分に似た、自分にかたどった男の子をもうけた。アダムはその子をセトと名付けた。アダムは、セトが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。アダムは九百三十年生き、そして死んだ。」
アダムは神様によって造られた最初の人間ですが、その生涯は930年でした。聖書は他のところで「人生の年月は七十年程のものです」(詩編90:10)と記していますから、アダムの生涯は桁外れに長い生涯でありました。このことは、わたしたちに人間がもともとは永遠に生きる者として造られたということを教えています。ここでは永遠の命が途方もなく長い生涯によって表されているのです。神様はアダムを永遠に生きる者としてお造りになりました。しかし、アダムは神様の掟に背き、罪を犯すことによって必ず死ぬものとなってしまったのです。
アダムはどんなに長生きしても必ず死ぬのです。しかし、アダムには「女の子孫から悪魔の頭を打ち砕く者が生まれる」(創世記3:15)という救いの約束が与えられていました。この約束がイエス・キリストにおいて実現したことを信じるとき、人は死んでも生きる者となるのです。イエス・キリストを信じるならば、地上の生涯がどれほど短くとも、死を通して永遠に生きる者となるのです。