いかがお過ごしでしょうか。今週この番組を担当します、東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
今度の日曜日はキリスト教会でもとても大切な日、ペンテコステです。この日、聖霊が降ることによってイエス・キリストの弟子たちは、そこに集まっている人々の国の言葉で語りだしました。このことは彼らによって「神の偉大な業」を証しするためと言われています。
イエス様は十字架にかけられた後、三日目に復活され、その後、天に昇られました。その前に、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使1:8)と約束されました。そのことが、いよいよペンテコステによって始まったのです。
イエス様の思いは、「地の果てに至るまで」神の教えが宣べ伝えられることです。このことはマタイによる福音書の最後にもありますように、その思いを弟子たちに託されました。でもそれは、弟子たちを突き放してあとはどうなるかお手並み拝見と眺めているのではありません。そうではなく、共におられる主がなさってくださる業なのです。そのことが、この「ほかの国々の言葉」で「神の偉大な業」を語らせることによって、いよいよ地の果てに向かう福音の広がりへと進んでいくこととなったのです。