いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
イエス様が復活された日の朝、墓に出かけました女弟子は空になった墓の前で泣いていました。彼女には墓が荒らされたとしか思えなかったのです。そこに天使が現れますが、彼女の慰めにはなりません。
その時、ふと後ろを振り向きますと一人の男性が立っておりました。彼女はとっさに管理人だろうかと思い、イエス様のご遺体がどこに移されたのかと尋ねました。すると、その男性が「マリア」と呼びかけました。
他でもない、この男性は復活されたイエス様ご自身でした。そのときマリアの目が開かれ、彼女はその男性がイエス様であることがはっきりと分かり、「先生」と呼びかけながら近づいて行きました。見ていても見えないマリアの目が開かれました。しかし、イエス様はマリアに「わたしにすがり付いてはいけない」と言われました。
なぜでしょうか。マリアは更に、心の目を開いていただく必要がありました。それは、イエス様との再会が普通の意味での友達との再会以上のものであることを知ること、すなわち、復活のイエス様によって神様とわたしたちとの関係がまったく違ったもの、親密なものとなることを知るためでした。この後、弟子たちに会ったマリアは言います。
「わたしは主を見ました」
友達としてのイエス先生ではなく、わたしを救ってくださる主を見たと彼女は言います。このようにして、マリアの目は復活に対して開かれました。