いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
昨日からイースターについてお話しております。イースターとは言うまでもなくイエス様が復活されたことのお祝いです。しかし、なぜイエス様が復活されたことがわたしたちにとってのお祝いとなるのでしょうか。
例えば、イエス様が普通の人間として死なれ、そして以前と同じ体で甦りやがて老衰で死んでしまわれたと言うことでしたら、それは、単なる蘇生でしかありません。しかし、イエス様は、弟子たちに復活をされた後、その新しい体を持って神様の所に行かれるということ、また、神様の所でわたしたちのために場所を用意してくださると言うことを語られました。それは、イエス様を信じる者がイエス様と同じようにして死を通り抜け、神様のところへと招かれることを示しています。
わたしたちにとりまして死とは恐ろしいことです。なんとしてでも避けたいと願うものです。しかし、誰もこれを避けることが出来ません。ところが、イエス様が復活されたことによって、わたしたちは死の先になお命があることを示されております。イエス様による救いを広く宣べ伝えたパウロはこのように書きました。
「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」(1コリ15:20)。
イエス様が死を通り抜けられたように、わたしたちも死を通り抜けることができます。そうであるからこそイースターは祝われるのです。