あさのことば 2012年3月23日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 苦悩の中で

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。詩編40編13節からです。

悪はわたしにからみつき、数えきれません。
わたしは自分の罪に捕えられ、
何も見えなくなりました。
その数は髪の毛よりも多く、
わたしは心挫けています。
主よ、走り寄ってわたしを救ってください。
主よ、急いでわたしを助けてください。

 悪も罪も、だれもが良くないことであるとよく分っています。それなのに、なぜわたしたちは悪を行い罪を犯してしまうのでしょうか。それは、悪や罪が良くないだけでなく、わたしたちにからみついてくるからです。わたしたちを捕まえ、何も見えなくしてしまうからです。

 詩人は、この悪と罪の恐ろしさをよく知っていました。実際に心が挫けて、悪と罪に絡め捕られそうになっていました。そして、「このままでは、抜け出せなくなる」。そう思って、主に叫んで救いを求めたのです。苦しい時の神頼みというような軽い思いではありません。このままでは自分という人間がダメになってしまう、と気づいた上での真剣な叫びでした。

 わたしたちも、この悪と罪の力と恐ろしさを決して軽く見てはなりません。そして、悪や罪に絡め捕られそうになった時は、何よりも主なる神に助けを求めることが大切です。主は、そのようなわたしたちのそばまで走り寄り、必ず救ってくださいます。罪からの救いは、このお方にあるのです。

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