あさのことば 2012年3月12日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会副牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会副牧師)

メッセージ: 妥協しないイエスの愛

 いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。 今週も、神様の御言葉に聞きたいと思います。

 マルコによる福音書3章1節から6節を見ますと、イエス様が安息日に会堂へ入り、手の萎えた人をいやされる話が出てきます。「安息日」というのは、今でいう日曜日の礼拝です。当時のユダヤでは安息日に関する規定があり、労働はしてはいけないとも言われていました。ただ、命の危険が迫っている場合には、その人を救う働きをして良いとも言われていました。

 イエス様は、会堂にいた手の萎えた人に「手を伸ばしなさい」と言われ、癒されました。命の危険が迫っている人のために何かをすることは許されていた。でも、手の萎えた人は、命の危険が迫っていたわけではありません。だから周囲にいたイエス様を嫌う人々はイエス様が当時の決まりを破り、悪いことを平気でしていると訴えようとしました。しかし、イエス様は、「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか」と言われたのです。本当に必要なことは何か。本当に大事なことは何か。そのようにしてイエス様は今、ご自分の愛と力を現わして人々を救おうとされることを何よりも優先されるのです。

 イエス様は、人々をご自分との深い愛の交わり、関係の中へと招くためならば妥協しないのです。そのような思いで、御言葉に聞く私たちのことを愛して下さっているのです。そのような神様がいることを、聖書の御言葉は私たちに示してくれているのです。

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