お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
さて、ローマ信徒への手紙というのは、旧約聖書のまとめと新約聖書の結論が凝縮されているような手紙です。まるで神学博士論文のようなパウロの渾身の筆遣いの中で書かれていった手紙です。
その手紙の中で、パウロは次のように言いました。
「ところが今や、律法とは関係なく、しかも律法と預言者によって立証されて、神の義が示されました。すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。そこには何の差別もありません。」ローマ信徒への手紙3章21節から22節。
「ところが今や」とパウロは言いました。パウロはずっとこの手紙の中で人間の罪の現実について語り続けてきました。そしてここで、「ところが今や」律法から解放されて、私たちはイエス・キリストを信ずる信仰によって救われるんだ。そのことをパウロは明らかにしたのです。さらに、パウロはそのイエス・キリストを信ずる信仰によって救われるということは何の差別も無い。そのことをここで語っているんです。
神の義、即ち罪の赦しは全ての人に、老若男女の差別なく与えられていくのです。どんな人でも、あなたが過去どんな罪を犯したとしても、どのような歩みをしていたとしてもあなたがイエス・キリストを信ずるならば、永遠の命を与えてくださるのです。罪が赦されて、神様の子どもとされて永遠の命の恵みの中を今、今日、ここから生きることができるのです。この罪の赦しに何の差別もありません。どうぞ、あなたもイエス・キリストを信じて、恵の中を生きてください。それではまた、御機嫌よう。