おはようございます。仙台カナン教会の首藤です。
今朝与えられた「民を罪から救う」(マタイ1:21)ためにという御言葉は、わたしたち罪人をその罪による汚れから清め、さらに、罪による滅びから救うため、そして神と共に生きる者とするため、という意味なんです。
この聖書が示す罪というのは、わたしたちが知っている社会的な意味での罪、あるいは、倫理的・道徳的な意味での罪とは違います。神に対する罪、神の御心に適わない罪のことなんです。
神は、神に対する罪を犯す人々を憐れみ、ある時は預言者を遣わして神の思いを知らせ、ある時は、祭司を通して罪に対する悔改めを勧め、ある時は王を立てて罪から守ろうとして下さいました。それでも、神の民は神の御心を忘れて、何事も自己本位にし、罪に罪を重ねてしまいました。そこで、最後の手段として、父なる神は愛する御子キリストをこの世に遣わして下さったのです。
この福音を感謝して受ける時が、このクリスマスなんです。どうかあなたも、この救い主キリストにある福音を受け取り、この恵みの福音に生かされる喜びの日となりますようにとお祈りします。