おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
救い主イエス・キリストは、ある時、「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と言われました。ヨハネによる福音書3章3節です。今わたしたちが目に見ているこの世界とは違って、肉眼では確認できないけれども、神の国というものがあるとイエス様は言われました。新しく生まれるというのは、神の聖霊によって新たな命を吹き込まれることです。そして、見えない神の国を求め、そこに入る人々がいる、というのです。
それはちょうど風が吹いているのと似ている、とイエス様は言われました。風は目には見えませんが、木の葉が揺れ、頬にふれれば確かに風が吹いていることはわかります。そのように、神の聖霊が働くと、人は新しく生まれることができます。これは、本当に神の聖霊の力によって起こることで、人の理解や知識を超えたことです。
科学的に証明などはできなくても、神によって新しく生まれさせていただき、キリストを信じ、その救いにあずかる人が確かに次々生まれて来ています。霊という言葉は風とも訳されます。神の聖霊は、風のように思いのままに吹いて、人を新しく生まれさせることができる方です。それを求める人には、神はそれを与えてくださいます。神の聖霊の力によるならば、神の国を見るどころかそこに入れるのです。