今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
人は生きている間に思いもよらない悲しい出来事に遭うことがあります。なぜ、こんなことが起こったのか、自分に何か原因があるのではないかと理由を探したりします。
昔、イスラエルにヨセフという青年がいました。彼は父親のヤコブに特別に愛されて、そのために他の兄弟たちからねたまれました。
あるとき、兄たちに殺されそうになり、奴隷として売られてしまいました。エジプトの知らない土地で次第に主人に信頼されるようになりましたが、今度は、主人の奥さんに濡れ衣を着せられ、牢屋に入れられてしまったのです。
牢屋で2年過ごす中で、エジプトの王様が見た夢を解説したことによって、なんと、エジプトの大臣に任命されました。
数年後、兄たちが飢饉で困った時にエジプトに麦を買いに来て、ヨセフと再会することとなったのです。ヨセフの心は、かつて兄たちに苦しめられたことへの怒りは消えて、神様が自分を先にエジプトに遣わしてくださったのだと言いました。
ヨセフは、神様がすべてのことを最善にしてくださるという、神様の働きを信じました。人生で悲しい出来事が起こる理由は分かりません。けれども、神様は、必ず、すべてのことを最善に変えてくださることは確かです。
今日の聖書の言葉。
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」 ローマの信徒への手紙8章28節