今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様は弟子たちに祈りを教えられたときに、このように言われました。「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている」。マタイによる福音書6章5節の御言葉です。
当時の律法学者と呼ばれる人たちは、祈りに熱心で、朝9時・昼12時・午後3時になるとエルサレムの方を向いて祈りました。たまたま外出中にその時になったら、大通りの角であっても、立ち止まって祈りました。ところが、律法学者の中には、人に見てもらおうとわざと大通りの角に立って祈る人もいました。
お祈りは、もともと神様と自分との個人的な語らいなのに、その人の心は神様よりも人からの評価を意識していたのです。そのことをイエス様は、「偽善者のようであってはならない」と言われたのです。
お祈りで大切なことは、神様だけを意識して、人からの評価を気にしないことです。ありのままの自分を愛し、素朴な祈りも聴いて、受け入れてくださっている神様が共にいてくださることを思い出して祈りましょう。
今日の聖書の言葉、イエス・キリストの言葉。
「だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」 マタイによる福音書6章6節