いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。
詩編34編5節からです。
わたしは主に求め
主は答えてくださった。
脅かすものから常に救い出してくださった。
主を仰ぎ見る人は光と輝き
辱めに顔を伏せることはない。
この貧しい人が呼び求める声を主は聞き
苦難から常に救ってくださった。
信仰を持てば、苦しみや悲しみが一切なくなるのでしょうか。信仰は魔法ではありません。むしろ、真面目に生きようとすればするほど、わたしたちを脅かすもの、辱めるもの、様々な苦難が繰り返し襲ってきます。それがこの世です。
しかし、この世から逃げる必要はありません。主なる神が救ってくださるからです。主なる神はわたしたちの苦しみや叫びを聞いてくださり、必ず答えてくださいます。脅かすものがあっても、辱める人がいても、いつも共にいてくださり、わたしたちをしっかりと支え、真っ直ぐに立たせてくださいます。どのような苦難が襲ってきてもそれを乗り越えさせてくださいます。それが神の救いです。
神の救いは、この世から逃げさせてくれるようなものではありません。この世にありながら苦難が一切ないようにしてくれる魔法でもありません。苦難に遭っても、主なる神がいつも答えてくださり、必ず乗り越えさせて、この世の人生を全うさせてくださる。これが主なる神の救いです。