あさのことば 2011年10月26日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: イエス様が来られた目的

 いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。

 マルコによる福音書2章17節に、次のようなイエス様の言葉が記されています。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

 当時、税金を徴収する仕事をしていたレビという人がイエス様と出会いました。イエス様は彼に「わたしに従いなさい」と言われます。するとレビは、立ち上がって従っていきます。イエス様は彼の家に招かれ一緒に食事をしましたが、そのことを良く思わない人たちが言いました。「どうしてイエス様は、徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」。

 当時の徴税人というのは、通常よりも高い金額を上乗せして税を徴収していました。また当時、聖書の舞台となっているユダヤ社会を支配しているローマ帝国のために働いている者でありました。だから徴税人は、不正を働く者、国や同胞を裏切る者というレッテルをはられていたのです。不正を働く者、裏切る者、何か大きな過ちを犯した人と距離を置くという態度は、誰しもが経験したことがあることでしょう。
 当人が心の中で悔いていても、周囲の人々から相手にされなくなるというのはつらいことです。でも、そのような罪人に近づき、共に食事をして、神と共にある喜びの交わりを、イエス様はもたらして下さいました。イエス様は罪人を招く救い主として、わたしたちの所に来られたのです。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2011 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.