あさのことば 2011年10月5日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(いずみ教会牧師)

小堀昇(いずみ教会牧師)

メッセージ: 人生の五時から男

 お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 昔「5時から男」というコマーシャルがありました。しかしじつは、聖書にも「5時から男」と言える人物がでてきます。一日中待っても誰にも雇ってもらえない、夕方の5時になってようやく声を掛けられて、ぶどう園でわずかな時間、働いた人のことです。しかも驚くべきことに、朝から一日働いた人々と同じ賃金が支払われるのです。なぜなら「それが約束だから」。雇い主は言うのです。
 「5時から男」にしてみれば、何と憐れみ深いご主人であり、朝も早くから働いた労働者にとっては、契約とは言え、解せない気持ちもあったでしょう。しかし、この雇い主はじつは神であり、労働者は私達一人ひとりだと聖書は言っているのです。いつキリストを信じた者にも、神様は等しく罪の赦しと永遠の命を与え、天国に招いていて下さるのです。

 20代の頃にはこの話に引っかかりを覚えました。労多き30代には、なぜ朝早くからずっと炎天下で働かなければならないのかと、晩年に雇われた者の方が幸せではないかとそんなような思いもありました。しかしある日、「自分を5時から男に重ね合わせてこの聖書を読めば、神様の憐れみがよく分かるよ」。友人に言われ、「なるほど」と思いました。

 一回だけの人生、いつイエスを信じても、同じ罪の赦し、同じ永遠の命が与えられるのです。年齢なんて関係ありません。今イエス様を信じてください。イエスを信ずるのに決して遅すぎることはないのです。どうぞ今日、あなたもイエス様を信じて新しい命をいただいて人生を回復していこうではありませんか。それではまた御機嫌よう。

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