お元気にお過ごしですか。私は今週一週間この番組を担当させて頂きます、横浜市旭区にあります、いずみ教会の小堀昇と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
さて、聖書にイエスが、二匹の魚と五つのパンで五千人以上の人々を満腹にした奇蹟が出てきます。当時は、女性や子供は数に入れませんから、恐らくは一万人近くの人々がこの奇蹟の目撃者となったと思います。この奇跡は、その角度こそ違え、四つの福音書に全部記されている奇跡です。それだけ弟子達の心に残ったすばらしい奇跡だったのでしょう。これは、飢えた人々を物質的に思いやる愛の奇蹟です。人々の現実の必要を満たす、神様の御力を表す奇蹟です。そして、イエスはこの奇蹟を通して、ご自身が真の神であることを明らかにされました。
ある人々は、この奇蹟を文字通りには信じません。弁当を差し出す子供の姿に感動した人々が、隠し持っていた自分の弁当を差し出したのだという人もいます。又ある人々は、聖餐式のように小さくちぎったパンを少しずつまわしていく光景が余りにも崇高であったので、皆感動してお腹がいっぱいになったのだという人もいます。ある神学者などは、二匹の魚と五つのパンを皆が少しずつ、べろべろべろ舐め回して、唾で膨らんで皆に回ったのだというような始末です。
しかし、この奇蹟を文字通り信じていく時に神様はすばらしい祝福をわたしたちの人生にも与えてくださるのです。人にはできないことも神様にはできます。神様はわたしたち一人ひとりの日々の必要を満たしてくださるお方です。今も生きておられるこの神様をあなたも信じてください。そうすればあなたの人生も引き上げられていきます。それではまた、御機嫌よう。