ご機嫌いかがですか。高島平キリスト教会の豊川修司です。
誰もが大きな不安や恐怖を経験したことがあります。病気にかかったとき、果たして治るだろうかという不安、歳をとるにつれて生活はどうなっていくのだろうか、という不安が沢山あります。こんな状態から早く脱したいですね。でも、不安はますます大きくなるのです。
マルコによる福音書4章に恐怖や不安の記事が登場します。キリストと一緒に船に乗っていた弟子達が、突然、強い風と嵐にあい、船が沈みそうになりました。普段はキリストを信じて、安心していた弟子達でしたが、あまりの恐怖に助けを求めます。そこでキリストは、「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」と語りました。
弟子達は、不安や恐怖が押し寄せた時、安定した状態にもどそうともがきました。いままで信じていたキリストをどこにおいてしまったのでしょうか。キリストが、「まだ信じないのか」と語られたのは、ご自身を信頼するように求めるためでした。その結果、不安や恐怖は、平安へと変わるのです。たとえ、ふりかかる大きな嵐や波があっても、信頼する方に委ねれば、翻弄されることなく、心の平安を得ることができます。あなたの心をキリストにしっかり置きましょう。