いかがお過ごしですか。稲毛海岸教会の山浦裕子です。
アンジェラ・エルウェル・ハントの書いた、「3本の木」という本があります。この物語をご紹介しながら、神様が私たちの人生を守り導いてくださることについて思い巡らしたいと思います。
今日は1本目の木のお話をご紹介します。1本目の木は、まばゆい宝石を入れる宝石箱となり、自らも美しく飾られることを夢見ていました。しかし結局は、みすぼらしい家畜のえさ箱に姿を変え、わらや草が入れられました。
ところがある晩、一人の女性が生まれたばかりの赤ん坊を布にくるみ、えさ箱の中に寝かしつけたのです。それは、救い主としてお生まれになったイエス・キリストでした。新約聖書のルカによる福音書2章11節、12節にこう書かれています。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
1本目の木は、世界で一番美しい宝石を入れる宝石箱になりたいと願っていました。そしてこの時、自分がまさに世界で一番美しく尊い宝石を抱いていることに気がついたのです。私たちは自分の描く夢や希望が叶えられず、失望することもあるでしょう。それでも、神様が私たちを離れた訳ではないのです。私たちの想像とは異なるかも知れませんが、神様が私たちに願われる、最善の形で私たちの人生を用いてくださいます。