ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス・キリストが地上に来られたとき、人々の病気を治したり、嵐を静めたり、現実を変えてくださり、人々に益をもたらしてくださいました。けれども、現実や状況を変えるよりも、イエス様が一番多く変えたのは人間ではないかと思います。人間を変えて神様の恵みが分るようにし、神様の恵みを受け入れるようにし、神様と共に生きることができるようにしてくださいました。
変えられた人間は価値観が変わり、生き方が変わり、感謝と喜びに生きることができるようになりました。神様と共に生きることができるようにされました。典型的な例は、使徒パウロではないかと思います。 イエス・キリストによって神様の恵みが分るようにされ、価値観も生き方も180度変えられました。そのパウロは、次のように言っています。「わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。」もはや、境遇に左右されないというのです。続けて言います。「わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です」(フィリピ4:11-13)。イエス・キリストが共にいてくださるので、大丈夫だというわけです。
パウロを変えたイエス・キリストは、私たちをも変えてくださいます。現実や状況が変わらなくても、キリストと共にその中で感謝しつつ生きることができるようにされるのです。