お変わりないでしょうか。川越教会の木村香です。
聖書にはイエス様の奇跡がたくさん出てきます。ルカによる福音書4章5章にも、イエス様が汚れた霊に取りつかれた人をいやされたこと、多くの病人をいやされたこと、また重い皮膚病の人をいやされたこと、続いて中風を患って動くこともできない人をいやしてくださったことなどが記されています。
ほんとにそんなことがあったのかな、不思議だな、と思います。聖書は奇跡のことを、「不思議なわざ、力あるわざ、しるし」と呼んでいます。不思議だけれど力があるからできるのだ、ということです。ガリラヤ湖での大漁、嵐を鎮める、これは自然に対する奇跡です。病気を治す、これは人間に対して。悪霊を追い出す、死者をよみがえらせる、これは命、霊の世界に対する支配です。人間の罪の結果は、肉体だけでない、魂だけでない、自然の世界にも、さらにその背後にある霊の世界にも及んでいます。そのすべてをイエス様は支配なさる力をお持ちだということが、奇跡から分かります。イエス様は罪人の救い主です。そのしるしとなる奇跡です。
ですから、奇跡はいつも罪の結果の悲惨さを取り除く愛のわざです。奇跡はイエス様の愛の行いなのです。いや、イエス様御自身が奇跡そのものと言えるでしょう。神の子であるイエス様が、わたしたちのために人となられた。十字架の上にわたしたちの身代わりとなって死んでくださった。御自分を捨ててわたしたちを愛し通してくださった。
聖書はそのことを伝えているのですが、いわばショーウインドウのようなものです。見ているだけではなくて、どうぞ中に入ってください。救い主イエス様からの恵みをあなたのものとして頂きたいと願っています。