ごきげんいかがですか。銚子栄光教会牧師 小林義信です。
本日の御言葉は、コリント人の信徒への手紙二 6章の10節です。
「悲しんでいるようで、常に喜び、物乞いのようで多くの人を富ませ、無一物のようで、すべてのものを所有しています。」
一読致しますと何か矛盾しているように思えますが、イエス様を信じる者はこの世の物に対する所有欲や、むさぼりの心がありませんので、物質的なもの、人工的なものに対しては無欲であります。その代り、人間の心の内に働くところの、内面を満足させるもの、霊的な潤いを与えるものを熱心に求めます。そしてイエス様と共に生きる生活こそ、己の心を十分に満たし、憂いと喜びの狭間にあったとしても、イエス様と結びついている喜びの中で満足することが出来て居るのであります。
そして量的に換算することの出来ないイエス様の愛の中に、恵の中に置かれていることを、何時も実感して生きているのであります。自己愛には他者愛を持って克服し、怠惰には勤勉をもって克服し、絶望には希望を持って克服し、主の似姿に倣って、天に宝を積む生活を送っています。そして、このような生活に預かっていることを絶えず喜び、神の恵に何時も感謝しています。あなたもこの喜びの内に共に預かることが出来るように希望しています。