いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。詩編30編5節からです。
主の慈しみに生きる人々よ
主に賛美の歌をうたい
聖なる御名を唱え、感謝をささげよ。
ひととき、お怒りになっても
命を得させることを御旨としてくださる。
泣きながら夜を過ごす人にも
喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。
人前では絶対に涙など見せないような人でも、「泣きながら夜を過ごす」ことがあるのではないでしょうか。長い人生の間には、必ず悲しいことや苦しいことが襲ってきます。ただ、この時詩人が涙したのは、自分が罪を犯したからでした。そして、何の罪かは分かりませんが、罪に対して神から怒りが下されたのです。
ところで、詩人はこの時、「なぜ神を信じているのに、悪いことが降りかかってくるのか」とは言いませんでした。すべては自分の罪ゆえだと認めて、罪深い自分に涙していたのです。
このように、すべてのことについて、「これは自分の罪の故ではないか」と見極めるのが、神を信じる者です。罪に対して怒りが下されるのは私たちが自分の罪を正直に悔い改めるためです。そして、主なる神は私たちが悔い改めたならば、必ず赦し、「喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる」のです。