いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。詩編27編1節です。
主はわたしの光、わたしの救い
わたしは誰を恐れよう。
主はわたしの命の砦
わたしは誰の前におののくことがあろう。
詩人は弱い性格の人で、社会や周りの人々が怖くて仕方なかったのでしょうか。いや、性格などに関係なく、この世の不正や不条理、人間の偽りや裏切りに翻弄され、すべてが恐ろしくなってしまっていたのです。昔も今も全く同じです。誠実な人が当たり前に生きることができず、かえってこの世におののかされてしまいます。
そのような中、詩人は、主なる神に救いを見出しました。たとえ人々から理解されなくても、世の中から疎外されても、自分がおとしめられたとしても、主なる神だけは私を見捨てることなく、必ず共にいてくださいます。まさに誠実に生きていけるための「わたしの命の砦」です。
しかし、私たちは、神の砦に隠れ神に守られていると信じて、じっと我慢しているだけではありません。主なる神は光を照らすように、「あなたの進むべき道はここである」と教え導いてくださいます。守ってくださるだけでなく、誠実に自分らしく歩むことができるようにしてくださる、まさに「わたしの光」でもあられます。だから、主なる神は信じるに値するのです。