いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。詩編25編7節からです。
わたしの若いときの罪と背きは思い起こさず
慈しみ深く、御恵みのために
主よ、わたしを御心に留めてください。
主は恵み深く正しくいまし
罪人に道を示してくださいます。
軽い行動や何気ない言葉たっだかもしれませんが、自分自身を許せないようなことをしてしまい、いつまでも心の中から消えないということがあるのではないでしょうか。そのほとんどは、聖書によれば罪を犯したときです。罪は、だれも見ていなくても、だれにも迷惑をかけていなくても、神の正義に反しているなら罪であり、罪を犯すと必ず心が責め続けられます。なぜなら、天の神はすべてをご存じだからです。それで私たちは、「責められている、裁かれる」という不安や恐れを感じるのです。いくら忘れよう隠そうとしても、良心の呵責が消えないのは、そのためです。
その、すべてをご存じの天の神にこの詩人は、「わたしの若いときの罪と背きは思い起こさ」ないでくださいと祈りました。なぜ心が責められているのかを自覚していたからです。もちろん過去が帳消しになるなどという虫のいいことは起こりません。しかし、天の真の神は「罪人に道を示してくださいます」。それは、自分の罪のゆえに責め続けられていることから解放される赦しの道です。だから詩人は祈ったのです。私たちの罪の赦しの道は、天の真の神にあります。