いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に耳を傾けていきましょう。
マルコによる福音書1章14節に、「ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えた」とあります。イエス様は、救い主としての活動をガリラヤという地方から具体的に始められました。
実は、このガリラヤ地方は、その歴史的な経緯により、他のユダヤ人たちから軽蔑されていました。それは、外国の血が入ってきたり、外国の異文化、習慣が入ってきていたので、罪人扱いされているという現実があったためです。4章14節から16節には次のようにあります。「それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。『ゼブルンの地とナフタリの地、/湖沿いの道、ヨルダン川のかなたの地、/異邦人のガリラヤ、 暗闇に住む民は大きな光を見、/死の陰の地に住む者に光が射し込んだ』」(マタイ)。周囲の人々に馬鹿にされ、差別され、心が押しつぶされるような思いをしたにちがいありません。心が、人生そのものが、暗闇、死の陰の地に住む状態であった。
しかし、そこに光が差し込むことになった。それは、イエス様がガリラヤに来られ神の御言葉を語り始められたからです。神の国が到来したからです。イエス様の愛のご支配が、私たちの所に来ています。だから、もうあなたは光の輝きの中で生きていけるのです。御言葉を聞く今から。