いかがお過ごしですか。三川栄二です。
聖書の中に、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」(1テサロニケ5:16-18)という言葉があります。わたしたちは色々なことに感謝しますが、どんなことにも感謝するとなると難しいです。
感謝するとは、ユウカリスティアという言葉ですが、そこにはカリスという言葉が含まれています。ユウカリスティア。このカリスとは恵みという言葉で、神さまがくださる無償の贈り物や祝福を意味します。感謝の源は、神さまの恵みを覚えることにあるのです。たしかに恵みとは思えないような、つらく苦しいことがあります。しかしそうした苦しい出来事の中にも、何か小さな恵みや祝福を見出すことができます。思いもかけない事故にあったけれど、たいした怪我に遭わないですんだとか、病気で苦しんだけれど、そこで家族の絆を覚えることができたとか、守られたり、なにかしら小さな助けがあったことを見出して、感謝することができるのです。
マイナス面ばかりを見ると苦しくなりますが、プラスの面を見出すことで、力が湧いてきます。わたしの好きな聖歌(604)にこんな歌詞があります。「望みも消えゆくまでに、世の嵐に悩むとき、数えてみよ主の恵み、なが心は安を得ん。数えよ主の恵み、数えよ主の恵み、数えよ一つずつ、数えてみよ主の恵み」。感謝の源は恵みです。神さまがくださる恵みの一つ一つを数えながら、今日も感謝の一日を過ごしていきましょう。