ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書のマルコによる福音書第10章に、イエス様が子供たちを祝福されたお話しが記されています。弟子たちは子供たちを追い返そうとしましたが、イエス様は「神の国はこのような者たちのものである」と言われました。そればかりか「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」と言われたのです。ここでイエス様は私たちに子供のようになることを求めておられます。より正確に言えば、受け入れるという点において子供のようになることを私たちに求めておられるのです。
私たちは年を重ねるにつれもらうことを好まなくなります。また、すぐお返しを考えたり、ただより高いものはないと訝ったりもします。しかし子供は素直に受け取るのです。子供、特に幼子は親に頼らなければ生きていくことができません。それゆえに幼子は親を最も深いところで信頼し受け入れています。私たちはいくつになっても、その幼子のように神の国を受け入れることが求められているのです。
今朝の御言葉。
はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。 マルコによる福音書第10章15節。