ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
旧約聖書を開くと、最初に神様が天地万物と共に私たち人間をお創りなられたことが記されています。そのとき最初の人間であったアダムとエバは神様と共に幸せに暮らしていました。しかしやがて彼らはへびに姿を変えた悪魔の誘惑に唆されてしまい、神様の命令に背き、罪を犯してしまうのです。聖書はそのときから人類の悲惨の歴史が始まったと教えています。
ところで、その同じ箇所には神様がへびに姿を変えていた悪魔に語った不思議な言葉が記されています。「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく」。
実は、この言葉は神様が人類に最初に与えられた救い主に関する預言だと信じられています。神様は女の子孫であるマリアを通して救い主イエスをこの地上に誕生させました。そしてこのイエスは自分が十字架にかかり命を捧げることで、悪魔に勝利されたのです。そして、私たち人間が再び神様と共に生きることができるようにしてくださったのです。聖書はこのように私たち人間の救いが世界の始めから計画されていたことを教えているのです。
聖書の言葉
「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。」ローマの信徒への手紙15章4節(新改訳聖書)です。