ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
アメリカ人の書いた小説の中にこんなお話があります。ユダヤ教の教師があるとき友達のキリスト教の牧師にこう語るのです。「どうしてキリスト教徒は死んだ後に天国や地獄があるなんてことを考えるのかな。そんなことを信じているからキリスト教徒にノイローゼ患者が多くなるのさ」。
私は現代のユダヤ人が死後の命についてどんなことを考えているのか詳しくは知りません。しかし、現代人の多くは死後の命など考えるよりも、この地上の人生のことだけを考えることが大切だと考えているようです。そしてむしろ死後の命のことなど考える人は現実の生活から逃避していると非難するのです。
しかし、聖書ははっきりと私たちの命がこの地上だけでは終わらないことを教えています。そして、イエス・キリストを信じる者には永遠の命が与えられることを約束しているのです。
聖書は、この地上の生涯を歩まれたイエス・キリストが喜びと平安で満たされた、最も充実した生活を送ったことを記しています。そして、その秘訣は彼が地上の生涯を超えた永遠の命の真理を知っていたことにあると教えるのです。
聖書の言葉
「はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている」。ヨハネによる福音書5章24節です。