川杉安美（綱島教会牧師）

メッセージ： 人格的交わり

　ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

　新約聖書ペトロの手紙一の1章8節に、次のような言葉が記されています。
「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています」。ここではキリストを肉眼で見たことがないけれども、愛しているし、信じているとあります。キリストについての教えを理解しているとか、キリストについての知識を持っているとか、そういうことではないのです。一人の人格としてのキリストを愛し、信じているというのです。これがキリスト教信仰です。

　十字架の後、死んだままではなく復活したイエス様を信じ、信頼し、愛するということです。確かに、肉眼でみたことのないお方を信じたり、愛したりするのは難しい面があるかもしれません。けれども、この手紙では確かにそういう人たちがいて、すばらしい喜びに満ちあふれているというのです。この人たちはどのようにしてキリストを知ったのでしょうか。ペトロや他の弟子たちから復活したイエス・キリストのことを聞いて、信じたのでしょう。聞いたことを本当だと信じて、復活して生きているイエス・キリストを愛したのでしょう。

　それなら、私たちにもできることです。復活したイエス様のことを聞いて、聖書を通して教えられて、それを本当だと信じるのです。そして、生きているイエス様を愛するのです。イエス様は語りかけてくださいます。聖書を通して、祈りを通して、人を通して。

※リスナーの集いについて、音声放送では、416号室・午後1時〜4時とご案内しておりますが、東日本大震災の影響により901号室・午後1時〜3時に変更となりました。何とぞご了承ください。

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