いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
罪のお話をしています。人類の中で最初に罪を犯したのは誰か。それは聖書によるとアダムとエバだと言われています。
彼らが神様のお言いつけにそむいて最初に罪を犯したとき、アダムが神様に対してどんな反応をしたと思いますか?
聖書にこう書いてあります。創世記の3章です。「その日、風の吹くころ、主なる神がエデンの園の中を歩く音が聞こえて来た。アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、主なる神はアダムを呼ばれた。『どこにいるのか。』アダムは答えた。『あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。』」
これが罪を犯した人間の最初の反応です。神様に対して罪の意識と言いますか、心にやましさが湧いて来たのです。それでやましさのゆえに神様の顔を見ることができなくなってしまったのです。だから、隠れたのです。
アダムは「わたしは裸ですから」とも言いました。これは心の中のやましさを見られて、神様の御前にどうにもいたたまれない心のありさまを描いています。私たちも対人関係において、何か相手に対してやましいこと、具合の悪いことをしてしまうと何ともいたたまれなくなり、その人の顔を見られなくなることがあります。
これは実は、最初の人アダムが神様から隠れた心の状態を引き継いでいるのです。こんなところに罪故の反応が出てくるのです。