いかがお過ごしでいらっしゃいますか。ラジオ牧師の山下正雄です。
悩みや苦しみ、不安で悶々とした時を過ごすという経験は、誰にでもあると思います。たいていの悩みは、自分の気持ちを切り替えることで、あるいは周りの環境を変えることで解決することがあります。
しかし、中にはどんなに気持ちを切り替えても、過ぎ去らない不安があります。環境を変えようにもどうすることもできない苦しみがあります。そんな時、その悩み苦しみを自分一人で背負っていたのでは、その重荷に耐えかねて、いつかは押しつぶされてしまいます。
旧約聖書の詩編には、そうした悩み苦しみに押しつぶされそうになった人たちの悲痛な叫びが記されています。けれども、その悲痛な叫びは解決しないまま終わるのではありません。苦しみの中から、はたと大切なことに気がつきます。それは、負いきれない重荷は神に任せよ、という真理です。
主イエス・キリストもおっしゃっています。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
今朝の言葉…「あなたの重荷を主にゆだねよ 主はあなたを支えてくださる。」(旧約聖書詩編55編23節)