熊田なみ子のほほえみトーク 2010年7月13日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

デトックススープ

 最近「デトックススープ」の作り方を知り、時々飲みます。「デトックス」とは、体内に溜まった毒素を排出させるという健康法。人体に有害な物質は脂肪に蓄積するそうで、「脂肪燃焼スープ」とも言われます。私のメモは一番簡単なレシピかもしれませんが、玉葱(大3)、キャベツ(半分)、セロリ(大1本)、ピーマン1-2個、人参にホールトマト缶詰(1)、塩、コショウ、コンソメが材料です。いくら飲んでもOKとのことですが、でも先日読んだ雑誌の専門家によりますと、体内の毒素は人体の不思議で精密な働きよりきちんと排出されるそうですね。ですから問題がある場合はよほどのことなのだそうです。私たちの体に毒素が溜まること、これには皆敏感です。健康維持のためなんとかして「デトックスしましょう!」ということなのです。

 新約聖書を読むとイエスさまが語られた言葉が書かれています。特に福音書に多く出てきますね。マタイによる福音書15章では「口から出てくるものが人を汚す」(15:11)と語られ、読んでいくと、「口から出てくるものは、心から出てくるので、これこそ人を汚す。悪意、殺意、姦淫、みだらな行い、盗み、偽証、悪口などは、心から出てくるからである。これが人を汚す。」(15:18)とおっしゃっています。私たちはこのようなイエスさまが語られる言葉を読むと、「これはファリサイ人や律法学者のことのようだ、自分はそんなに悪人だろうか…と思ってしまいます。

 でもどうでしょうか?現実に生きている私たちの周りはこのようにイエスさまがおっしゃる通りのような世界、私たちの心の中からあふれ出る悪が、いのちの尊厳を無視し、ドロドロした悲しい事件を起こし続けています。幼い子供も思春期の子供も取り巻く状況は同じで大切ないのちが失われています。幸せな隣人が妬ましいと赤ちゃんの足を骨折させた女性、望まない妊娠を告げられ流産させた医師。いじめの現実の中、苦しむ子供たち。
 悲しい出来事は毎日のニュースで聞こえてきます。でも自分の心から出てくる「悪」については、色々理由をつけて、なんとか正当化したいのが私たち罪人の現実です。自己中心に生きている私たちは、その「悪」も自分ではなく周りの人々に原因を見つけようとしていきます。ここにこそ恐ろしい人間の怖さがあります。ひたすら十字架の道を進み、私たちの罪のためにいのちを捧げてくださった救い主イエスさま、このお方以外に私たちを救ってくださるお方があるでしょうか。「他の誰によっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」(使徒言行録4:12)。皆が心の悪を清めて下さる道に進み、救いをいただき感謝の生活をおくる事ができますように。

 「主を畏れることは、悪を憎むこと。傲慢、驕り、悪の道、暴言をはく口をわたしは憎む。」(箴言8:13)  くまだなみこ

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