いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。
聖書には不思議なことが書かれています。わたしたちの体は死ぬことによって終わってしまうのではないと。どういうことなんでしょうか。イエス様は十字架にかかった後、三日目に甦られました。弟子たちが集まってイエス様のことを話していると、いつのまにか彼らの真ん中に立っていらっしゃいます。厳重に戸を閉めて、秘密の集会のようにしていたのにです。イエス様は、十字架以前と全く同じ体でありながら、しかも以前とは違う、時間や空間に制限されない不思議な体で弟子たちの前に現れられました。それが復活のイエス様の体なのです。
そして、聖書は、わたしたちもまたイエス様のように復活するのだと教えているのです。魂だけがふわふわ飛んでいるような世界ではなく、魂も体もある人間としてわたしたちは天国の住民となるのです。畑に蒔く一粒の麦、そこから新しい命が芽生えます。それはやがて実を結び、すばらしい収穫をもたらします。もとの麦ではない。しかし、全然別のものではない。新しい麦が生まれるのです。
わたしたちは一度死にます。地上の生涯を終えます。わたしたちの体は麦のように地に蒔かれて、新しいいのちを持つ体となるのです。それは、天国用の体です。今のわたしたちの体と連続性を持ちつつ、新しい体となるのです。
神様を信じる人の望みは新しい人生、永遠の命です。しかし、それはただ終わりのない命ということではありません。それなら、中身のない、引き延ばされた人生にすぎません。そうではなく、清い体と心を持って、イエス様を仰ぎ見ながら礼拝することです。