ご機嫌如何ですか。横浜教会の杉山美智子です。
最初に聖書の御言葉をお読みします。
「神は…、あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらない…」第一コリント10章の13節。
私たちは喜びや悲しみが在る中で生かされています。私は元気一杯で働いていたのですが、或る日突然、思いがけない病を宣告され、全てが一転してしまいました。担当ドクターから肺がん手術の説明を家族と共に聞かされ、「大変なことになった。この先、どうなってしまうのか、何故私が?」と苦しみました。健康で仕事に没頭していただけに、身体は大丈夫と過信していたのです。大変なショックでした。
打ちのめされた私は、祈ろうとしても言葉や声になりませんでした。一ヵ月後、検査検査の日も終わり、手術の時は刻々と近づきました。前日にドクターから「頑張って」と言われましたが、頑張りようのない私は、このドクターを信頼し、明日のために静かに祈ることが許されました。全てを神さまにお委ねしたとき、不思議な程落ち着いて、心は平安でした。手術も無事成功し、守られ、支えられて、今ここにこうして在ることは本当に感謝です。「耐えられない試練はお与えにならない」。このみ言葉が支えとなりました。
その後、神さまは私の側にいて、心の内を整理していく力となり、退職への決断と命の尊さを示してくださいました。望みを与えてくださる方を信じ、ご一緒に歩んでまいりましょう。進むべき道を備えていてくださいます。