ごきげん如何ですか。横浜教会の杉山美智子です。
最初に聖書の御言葉をお読みします。
「有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできない」ルカによる福音書12章15節。
何十年も昔になりますが、私の婚約式のとき親しい宣教師が「これからの清い交際を祈り、おめでとう。どうぞ天に宝を積む人になってください」と、力強い声でメッセージをくださいました。それからの結婚生活を通し、生涯の御言葉となったことを想い省します。
ある金持ちは広い畑や家に住み、ぜいたくな暮らしをしていました。豊作のあまり、もっと倉を大きく建て直し、そこに穀物や財産をみなしまい、「これで良い」「この先、何年も楽に生きていける。それだけの蓄えができた」と喜びます。イエスさまは「愚かだなぁ、お前の命は今夜にでも取られて死ぬかもしれない。この宝の財産はどうなるのだ」と言われます。「人の命は財産によってどうすることもできない」のです(ルカ12:15)。
私たちの命は神さまがお与えになりお守りくださっていることを、今、改めて覚えたいと思います。自分のために宝を蓄えても、神さまの前に豊かにならなければ虚しいことです。あなたはどこに宝を蓄えますか。空の鳥や野の花を御心によって養ってくださる方を信頼し、富とは何かを考え、神さまによる豊かさを求めて、ご一緒に歩みましょう。