ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
イエスは、あるとき伝道旅行に出発する弟子たちに「途中で挨拶をするな」「食事はどんなものが出されても文句をいわずに食べなさい」「自分によくしてくれる家を探し回ってはならない」と命じられました。
私たちはいつも自分が人から大切に受け入れられているかどうかに関心を持っています。挨拶をすれば自分についていい印象を相手に与えて、よい待遇を受けることができます。ところが、相手が自分を無視したり粗末に取り扱われていると腹を立て、復讐心まで抱いてしまうのです。しかし、イエスはそのようなところに関心を置いてはならないと弟子たちに教えられたのです。その上で、弟子たちに旅のために着替えも食事も準備する必要はないと教えられました。本当なら用心のためにいろいろなものを準備しなければならないのに、その必要はないとイエスは語られたのです。なぜなら、神様が旅先でも彼らを守ってくださるからです。イエスはこれらの指示を送ることで彼らが神様から大切にされていることを教えようとしたのです。
この弟子たちの旅と同じように、私たちも信仰生活を通して神様がどんなに私たちを大切にしてくださっているかを知ることができます。だから、私たちの関心の中心はいつも神様に向けられるべきなのです。
聖書の言葉
「蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない」ルカによる福音書10章19節です。