ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
ども私の悪い癖は切羽詰らないと仕事に手がつけられないということのようです。このお話の原稿も大分前からその予定が決まっているのに、直前になってやっと完成する有様です。確かにそれまで何も準備していないと言うわけではありません。今度こそ、聞いている人にわかりやすくて印象に残る話をしようと考えています。しかし、あっという間に締め切りはやって来て、あわてて原稿を書き上げるということが多いのです。
確かに準備のためにいろいろと考え迷うことは大切なのです。しかし、時間が足りなくなってもはや万事休すと見切り発車をして、中途半端に終わってしまったら大変です。でも、考えてみると私がぎりぎりまで迷い続けるのは、逆に言えばまだ時間があるという余裕が心のどこかにあるからだと思うのです。そう考えてみると、人生のいろいろな局面で私たちが重要な決断を迫られながらも、優柔不断な態度を取るのは心の片隅に「まだ大丈夫」という油断があるからではないでしょうか。
イエス・キリストは私たちに「時が迫っていること」、そのために「今」というときが大切であることを教えています。だから、人生の締め切りがやってこない前に私たちは今、神さまを信じる必要があるのです。
聖書の言葉
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」マルコによる福音書1章15節です。