ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
旧約聖書・詩編30編に次のような言葉があります。「泣きながら夜を過ごす人にも 喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる」。これは、ただひと晩の話しだけではありません。しばらく苦しみという夜が続くことがあるかもしれません。しかし、必ず喜びの朝が来るということです。
この詩を作った人は、平穏無事なときに、自分は神様に守られて絶対大丈夫だと思っていたのです。ところが、どうやら大変な病に陥り、死も覚悟しなければならなくなったようです。そんな中で、神様が見えなくなり、恐ろしくなったのです。そして、必死に神様に祈りました。それに答えて、神様が病をいやしてくださいました。そういう経験をして、詩人はうたったわけです。「泣きながら夜を過ごす人にも 喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。」。苦しみを味わっているときには、いつまで続くのだろうと、お先まっくらという思いになります。しかし、それはやはりひとときであって、喜びの朝が来るのです。
それだけではありません。新約聖書にはこういう言葉もあります。「わたしたちの一時(いっとき)の艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。」。つまり、すばらしい天国のことを考えるならば、この世の苦しみはやはりいっときである、一時的であるというのです。主イエス・キリストを信じるならば、必ず喜びの朝が来る。そして、最後には永遠の祝福、天国の朝を迎えることができるのです。