いかがお過ごしでいらっしゃいますか。せんげん台教会の浅野正紀です。
イエス様と出会った人々の中にザアカイという徴税人がいます。徴税人とは、当時、ユダヤを支配していたローマのもとで、仲間のユダヤ人から税金を集める仕事をしていた人のことです。徴税人は必要以上のお金を集めて、私腹をこやしていたので、お金持ちでした。
ザアカイもその一人でした。そんなある日、町にイエス様がやってきました。ザアカイは、イエス様をひとめ見たいと思っていました。しかし、人々にさえぎられて、行くことができません。ザアカイは背が小さかったのです。それでもザアカイは、あきらめないで、イエス様をひとめ見ようと、先回りして、そこにはえていたいちじく桑の木によじ登って上からイエス様を見降ろそうしました。
いよいよ、ザアカイがよじ登った木の下にイエス様が近づいてきました。すると、イエス様は、立ち止り、木の下からザアカイを見上げてこう言いました。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」。ザアカイは急いで木の上から降りてきて、喜んでイエス様を自分の家に招待しました。
ザアカイは、イエス様の前で、今までの罪を悔い改めました。イエスさまは、ザアカイの悔い改めの言葉を聞き、「今日、救いがこの家に訪れた」と言って喜ばれました。あなたもぜひザアカイのように、イエス様と出会って新しい人生の歩みを始めて下さい。