浅野正紀（せんげん台教会牧師）

メッセージ： 義に飢え渇く人は幸い

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。せんげん台教会の浅野正紀です。
　私たちは、この世界で生きていく時、様々な理不尽な出来事から目を背けることはできません。人間がいかに罪深い存在であるかを理不尽な出来事を通して、思い知らされることもあります。「神さまがいるならば、なぜ」と問いたくなることもあります。このような何が善で何が悪なのかわからなくなってしまう世の中で、私たちは悩み苦しみながら生きています。その中で、時には、自分自身が罪を犯してしまうこともあります。

　イエス・キリストは、こう言われました。「義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる」。「義」とは、「正しさ」のことです。「義に飢え渇く人々」とは、人の中に「正しさ」を求めることもできず、自分の中に「正しさ」を求めることもできず、ただ神に頼り、神の中に、「正しさ」を求める人のことです。「義に飢え渇く人」は、苦しみの中にあって、神が「正しさ」をあらわしてくれることを熱心に求めます。

　イエス・キリストは、様々な理不尽なことが起こる世の中で、ただ神にだけ「正しさ」を求め続ける人は、必ず「満たされる」と約束して下さいました。もし自分の身に不可解で理不尽な苦しみが降りかかってきたならば、その中でこそ、神によって「正しさ」があらわされることを熱心に求める必要があります。その時には、必ず神によって「正しさ」が示され、あなたは満たされるようになります。

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