浅野正紀（せんげん台教会牧師）

メッセージ： 貧しい人は幸い

　いかがお過ごしでいらっしゃいますか。今週一週間、番組を担当させていただきます埼玉県春日部市にあるせんげん台教会の浅野正紀です。一週間、どうぞ宜しくお願いいたします。

　「弱いことは、悪いこと、何にも頼らない強い人にならなければならない」と思って、あなたは一生懸命生きているかもしれません。「人は強くなければならない、強くなるためにいつも努力しなければならない」とせかされて、あなたは今日も生きていかなければならないかもしれません。

　しかし、イエス・キリストは、弟子たちにこう言われました。「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである」。「心の貧しい人々」とは、「自分の弱さのゆえに心打ちひしがれている人」のことです。イエス・キリストは、このような「弱い人々こそ、幸いである」と力強く宣言されました。
　なぜならば、「天の国はその人たちのもの」だからです。「天の国」とは、「神様の守りの中に入れられている」ということです。自分の弱さのために心打ちひしがれている人を神様が必ず守ってくださるという宣言です。

　貧しい人、弱い人は、神様に頼って生きていくしかありません。このような人々を神様は、決して、見捨てません。それどころか弱いからこそ神様が力を与えてくれます。私たちは自分の弱さを嘆く前に、弱い自分を今も守っていてくださる神様にぜひ今週も心を向けましょう。

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